お見合いパーティーで
とにかく今からでもどこか屋根の下に入れば、その分濡れないかと思ったが
ゾクッとした寒気を感じ、それは良くないと判断した。
氷と水の二重構造を持ったデカい雨粒は、ほぼ零度の雨水だったのだ。
それが全身くまなく染み込んでいるのだ。低体温症と同じ状態だ。
しかもバイクで走っているから、体感温度はマイナス10度・・・俺はアイスか!
このままでは凍死すると、ブロックしている車の窓にバン!と手をつき
びっくりした奴らを押しのけるようにして前に出た。
どうせ水けむりでナンバーなんか見えないだろう。
そんな事を繰り返し、なんとか家にたどりついた私はすぐにずぶ濡れの服を脱ぎ
シャワーを浴びて体温を戻した。脱衣所で鏡を見たら、顔面蒼白だったので
かなり真面目に身体を温めた。風呂釜があれば、もっと楽だったのだが。
いや、ひどい目にあった。
自分は雨おとこだが、まさか氷水を浴びるとは思っていなかった。
冗談めかした言い方をすれば「雹おとこ」になった覚えは無い。
とにかく、すぐ風呂に入ったのは正しい選択だったようだ。
夜になって仕切り直しに遊びに行こうと思ったが、さすがに連休最終日の
こんな時間に走ってくれる方もあまりなく(当たり前やねん)静かに過ごした。